Pei Liu

Peiは2015年にバーテンダーとしてのキャリアをスタート。オーストラリアでの生活や旅の経験、そして化学工学のバックグラウンドを融合させ、独自のスタイルとカクテルへの解釈を築き上げてきました。

2017年から2019年にかけては、さまざまなカクテルコンペティションに挑戦。2019年から2022年までは、複数の酒類ブランドとコンサルタントや海外ゲストバーテンダーとして協業し、台湾のバーテンダーにとって独自の文化的道を切り開くことを目指してきました。

2022年には、カクテルのテイスティングメニューと没入型の体験で知られるバー・ブランド「unDer lab（アンダーラボ）」を設立しました。

unDer lab

T H E C O N C E P T
unDer lab ― 飲む体験のためのラボラトリー

「unDer」は、隠し通路を思わせる秘密めいた空間と、アンダーグラウンドバーの概念を融合させた名前です。「lab」は、科学的な実験要素を取り入れた私たちの“実験的スタイル”を表現しており、独自のフレーバー創出を意味しています。

また、中央の大文字「D」は、バーカウンターの座席の形状を象徴しています。これはバーテンダーとゲストとの距離を近づけ、密なやり取りと高いホスピタリティを可能にする設計です。

このスタイルは私たちの店の大きな特徴であり、とりわけカクテルのテイスティングメニューにおいて重要な要素となっています。このサービススタイルこそが、「unDer」ならではの体験であることを際立たせています。

要するに、私たちは“秘密のラボ”のような空間と体験を創り出すことを目指しています。

C R E A T I N G F L A V O R S & E X P E R I E N C E S
― 味わいと体験の創造 ―

私たちは、5つのテーマカテゴリーを軸に、カクテルの世界を探求しています。

◆ Seasonal Scene（季節の情景）：季節の移ろいを表現
◆ Cuisine Art（料理芸術）：料理の美学をリキッドで表現
◆ Teatails（ティーテイル）：お茶とカクテルの融合
◆ Tea × Classic（ティー×クラシック）：お茶とクラシックスピリッツの優雅な調和
◆ Food Pairing（フードペアリング）：食と酒の相乗効果で食体験を昇華

これらはすべて、台湾という亜熱帯の島国の風土、気候、食文化からインスピレーションを得たものです。
素材同士の掛け合わせや、味の記憶との対話を通じて、unDer labならではのフレーバースペクトル（味わいの広がり）を描いています。

クラシック・ミクソロジーの洗練をベースに、私たちは地元のスピリッツや茶葉、アート、トレンド、季節といった要素を分解し、再構築しています。

この小さなラボで目指すのは、常に“WOW”な瞬間を生み出すこと、そして忘れられない「台湾カクテル・スタイル」を追い求めることです。